■経済指標カレンダー
経済指標カレンダー(1月17日~20日)で米国株に影響を及ぼした指標をまとめて見ました。1月16日(Martin Luther King,Jr.Day)は休場。
さらっと1月10日~13日を振り返ることを忘れていました。
なので、今回は忘れずに振り返りたいと思います。
12月 小売売上高
1月18日(水) 12月 小売売上高
小売売上高とは、米国内で販売されている小売業・サービス業の売上高を集計したものです。米国の個人消費はGDPの約70%を占めており、米国経済に影響を与えます。個人消費のトレンドを把握することで、今後の米国景気を予想するにあたり非常に重要な経済指標となっています。
【前月比】前回 -0.6% 予想 -0.9% 結果 -1.1%
12月の前月比は市場予想を下回り、2ヵ月連続の減少となりました。百貨店やインターネットなどが不振となり、12月は年末商戦の結果も含まれますので、需要の鈍化が見込まれます。また、景気の悪化から個人消費の落ち込みも見て取れるようになりました。
悪いニュースは株価にとってよいニュースなので「今のところ」株価には「○」
12月 PPI(生産者物価指数)
1月18日(水) 12月 PPI(生産者物価指数)
生産者物価指数(PPI)は、生産者が出荷した製品や原材料などの販売価格の変動を表す経済指標です。PPIは「Producer Price Index」の略称で、物価が上がっているか下がっているかを調べる指標として使われます。
【前月比】前回 0.3% 予想 -0.2% 結果 -0.5%
【前年比】前回 7.4% 予想 6.8% 結果 6.2%
PPIは市場の予想を大きく下回りました。前月比からマイナスとわかるように直近の価格は値下げ方向に転じています。PPIはCPI(消費者物価指数)に先行して物価の動きを表すため、PPIは今後の物価予想するための材料として、注目を集めます。
■結論
小売売上高とPPI(生産者物価指数)は株価の上昇に貢献するはずでしたが、残念ながら株価は3日連続の下落。FRBメンバーの発言で、積極的なFRBによる利上げ懸念が弱まり1月20日(金)にS&P500は4日ぶりの上昇に転じました。
重要なのはFRBメンバーによる発言であり、その発言に寄与するのが経済指標ということになります。
今回の経済指標の結果について景気後退を示唆するものとなりましたので、金利上昇の圧力は和らいだのではないでしょうか。
■保有銘柄(2023年1月23日)
$DAL 185株(年初来+19.69%)
$EPOL 150株(年初来+6.24%)
$FM 100株(年初来+4.29%)
$VT 71株(年初来+5.60%)
$VTI 20株(年初来+4.39%)
【参考】
S&P500
3,972.61(年初来+3.88%)