■いい決算とは
保有銘柄$DALの第4四半期決算がありました。
結果の前にまずはいい決算とはなにかということです。
EPS、売上高、ガイダンスの3つが全て市場の予想(コンセンサス)を上回ることです。一つでも取りこぼせば悪い決算となります。
【EPSとは】
EPSとは「Earninngs Per Share」の略で、企業の業績を表す指標の一つで、1株あたりの純利益を示します。企業が1株当たりどれぐらいの純利益を生み出しているかを見る指標になります。
EPS(1株当たりの利益)=当期純利益÷発行済株式総数
【売上高とは】
売上高は、企業が商品やサービスを販売した際に得られた売上の合計額を表します。
【ガイダンスとは】
ガイダンスは、企業が将来についての予想や目標を公表することを指します。ガイダンスは、企業が将来についての見通しを投資家や市場に公表することで、株価の変動や投資家の評価に影響を与えることがあります。ガイダンスは、企業のパフォーマンスや売上高、利益などの予想値を示したり、決算発表日などのタイミングを示したりすることがあります。
この3つがコンセンサス予想を上回ればいい決算と評価ができます。
■DAL(Delta Air Lines/デルタエアラインズ) 第4四半期決算
■2022年 第4四半期
EPS:1.48$(予想1.33$) 結果○
売上高:13.4B$(予想12.26B$) 結果○
■2023年 第1四半期(ガイダンス)
EPS:0.15~0.40$(予想0.65$) 結果×
売上高:11.9~12.3B$(予想12.1B$) 結果○
■2023年 通年
EPS:5~6$(予想5.15$) 結果○
売上高:58.2~60.7B$(予想53.8B$) 結果○
■収入(4Q22対4Q19)
国内線売上高:8.16B$(2019年第4四半期比+7%)
大西洋路線売上高:1.54B$(2019年第4四半期比+17%)
南米路線売上高:0.8B$(2019年第4四半期比+17%)
太平洋路線売上高:0.38B$(2019年第4四半期比-35%)
貨物売上高:5.4B$(2019年第4四半期比+33%)
■コスト(4Q22対4Q19)
給与:30.71B$(2019年第4四半期比+1%)
航空機燃料:28.5B$(2019年第4四半期比+42%)
■営業利益(4Q22対4Q19)
営業利益:14.7B$(2019年第4四半期比+5%)
■IRサイト
https://ir.delta.com/
■結論
2023年第1四半期のガイダンスだけがコンセンサス予想をクリアすることができませんでした。
航空機燃料も下がっているとはいえ、2019年の基準には遠く及びません。しかしながら、23年の通年のEPS、売上高がクリアしていることから2023年はまだホールドしておこうと思います。
総じて、悪い決算とは言い難く、今後に、向けて期待はあると思います。
そのため、株価も一時的には大きく下がりましたが、蓋を開けてみれば38.2$(前日比-3.54%)まで戻ったのだと思います。
次回、決算に期待です。
■保有銘柄(2023年1月16日)
$DAL 185株 $EPOL 150株 $FM 100株 $VT 71株 $VTI 20株